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年中行事:6月編

2019.06.02

水無月(みなづき)…由来には諸説あり、梅雨により天から水が無くなる。また、「無」は「の」という意味の

    助詞「な」を表し「水の月」といわれ水とは深く関わりのある月です。

30日 夏越の祓…知らず知らずに犯した罪や過ち、心身の穢れを祓い清める神事を「大祓」といいます。

毎年六月三十日と十二月三十一日の晦日の二回行われます。

六月の大祓を夏越祓または水無月祓ともいいます。

夏越祓では、茅の輪くぐりが広く行われています。

これは、蘇民将来が武塔神に一夜の宿を提供したところ、

「もしも、後世に疫病がはやったならば、蘇民将来の子孫であるといって

茅の輪を腰につけなさい」といわれ、その通りにして疫病を

免れることができたという神話に基づくものです。

六月の夏越祓に対し、十二月の大祓を年越祓または師走祓といい、

その年の下半期の罪・穢れを祓い清め、清浄な心身で正月を迎えるために行います。

大祓では「人形(ひとがた)」(髪を人の形に切り抜いたもの)を用いて、

身体を撫で息を吹きかけ、そうすることにより自分の罪・穢れを移して、

海や川に流し、わが身の代わりに清めてもらいます。

お祓いとは、神道の精神である清浄な心身を回復し、神さまの御心に近づく大切な行事です。

夏越祓は、旧暦六月三十日や七月三十一日に行う地域もあります。